体の部位で呼ぶサイズ
日本の波情報では、岸から見た波の面の高さを、サーファーの体のどこまであるかで呼びます。ヒザなら膝くらい、ムネなら胸くらい、アタマなら頭くらい。頭を超えるとアタマオーバー、さらにアタマ半、ダブルと続きます。Surf Window では、波の面の高さを次の区切りで呼び分けています。
| 呼び方 | 波の面の高さ |
|---|---|
| フラット | 0.00〜0.30 m |
| スネ | 0.30〜0.45 m |
| ヒザ | 0.45〜0.60 m |
| モモ | 0.60〜0.75 m |
| コシ | 0.75〜0.95 m |
| ハラ | 0.95〜1.15 m |
| ムネ | 1.15〜1.35 m |
| カタ | 1.35〜1.55 m |
| アタマ | 1.55〜1.90 m |
| アタマオーバー | 1.90〜2.40 m |
| アタマ半 | 2.40〜3.00 m |
| ダブル | 3.00 m〜 |
Surf Window が使っている区切り。数字はそれぞれの呼び方の範囲です。
体の部位を使う呼び方なので、同じ波でも人によって多少ずれます。数字は目安として見てください。
沖のうねりと、浜の波は違う
予報モデルが計算しているのは、沖合のうねりの高さです。Surf Window が使っている波浪モデルの格子は 8〜16 km ほどの大きさで、一つひとつの浜までは見分けられません。そこでまず、沖のうねりのうち何割がそのポイントに届くかを、うねりの向きとポイントの「うねりの窓」から計算します(台風スウェルの記事の表を参照)。向きの違ううねりが重なっているときは、それぞれの届く高さをエネルギーとして合計します。こうして出した「浜に届く高さ」が、サイズ表示の出発点です。
周期が長いほど、波は大きく立つ
次に、浜に届く高さに係数を掛けて、波の面の高さを見積もります。係数は周期 9 秒で 1.25 倍。周期が 1 秒長くなるごとに 0.04 ずつ大きくなり、1.1 倍から 1.7 倍の間に収まるようにしています。周期の長いうねりは、浅瀬に入ったときに沖の高さ以上に大きく立ち上がるからです。見積もりには上下 15% の幅を持たせ、「コシ〜ムネ」のような範囲で表示します。
| 届く高さ | 7秒 | 10秒 | 14秒 |
|---|---|---|---|
| 0.4 m | スネ〜 | スネ〜 | ヒザ〜 |
| 0.6 m | モモ〜 | モモ〜 | モモ〜 |
| 0.8 m | コシ〜 | コシ〜 | ハラ〜 |
| 1.0 m | ハラ〜 | ハラ〜 | ムネ〜 |
| 1.2 m | ムネ〜 | ムネ〜 | カタ〜 |
| 1.5 m | カタ〜 | アタマ〜 | アタマ〜 |
浜に届くうねりの高さと周期から、アプリが表示する波のサイズ(下段は波の面の高さの目安)。Surf Window の表示と同じ計算です。
たとえば浜に届く高さが同じ 1.0 m でも、周期 7 秒なら「ハラ〜ムネ」、14 秒なら「ムネ〜アタマ」。高さだけを見て周期を見ないと、長周期の日を小さく見積もってしまいます。
ポイントの数字との関係
各ポイントのページにある「サイズ」は、沖のうねりの高さで書いています。たとえば鵠沼は沖で 0.6 m から割れ始めます。この 0.6 m のうねりが、鵠沼が一番好む南から周期 10 秒で届けば、表示はモモ〜コシくらいです。
採点も、この沖の高さに届く割合を掛けた値で行っています。ヒザやコシへの換算は表示のためのもので、スコアには影響しません。
サイズと難しさ
サイズの見積もりは、波の難しさの判定にも使っています。判定には見積もりの幅の上の端を使うので、少し慎重寄りです。上の端が頭を超える高さ(面の高さ 1.9 m 以上)になると、その時間には「上級者向け」と表示されます。初心者が入りやすいポイントは初心者向けポイントの記事で紹介しています。
この換算は経験則で、浜の地形や潮によって、実際の波はもっと大きくも小さくもなります。表示は目安として、実際の海の様子とあわせて判断してください。
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